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2015 05/07

書評 食戟のソーマ 料理漫画の皮を被った王道バトル漫画

toshがジャンプに連載だと!?

と連載開始当時、一部で大変話題になったことなどもう昔の話。

料理漫画・・・否、ジャンプ漫画かくありなん


食戟のソーマ

somatop.jpg


美少女と少しHな絵、お約束(?)のヘンテコな賞味リアクションなど、一見するとよくあるライトな料理漫画に見えるかもしれません。

しかしそんなところはこの作品の言わば「賑やかし」でしかありません。


食戟のソーマの感想・レビューです。










はじめに



料理という題材は割と使い古されてはいるものの、ジャンプにはそんなにないジャンル。

とは言え珍しく料理漫画(?)で成功を収めたのが「トリコ」で、トリコ連載中にも関わらず出てきたソーマには違和感を覚えました。
「トリコあるのにまた料理漫画かい?」と。

ジャンプでは珍しい料理漫画で、しかも既に長期連載の軌道に乗っているトリコがある中、それでも始まったソーマには編集部の期待もあったということでしょう。


超簡単にあらすじを。

ふとしたことから世界有数の名門料理学校「遠月茶寮料理學園」に通うことになった幸平創真(高1)。
実家の定食屋で働いてきた土台はあるものの、周りは料理の英才教育を受けてきた怪物ばかり。
創真はその中で料理人として人間として成長していく。

といった話。





料理という題材で王道バトルを描く快作



先に書いたように、登場人物が美少女ばかりだとか派手なリアクション芸だとかに注目してしまうかもしれませんが、その実この作品はジャンプの王道に沿った正統派漫画です。

somanikumi.jpg


王道とする理由は多数あるので簡略に羅列しますが

・主題に闘いがあること
・強者との出会いと闘いを経て主人公が成長していく物語であること
・主人公に明確な目標がありそこに至る努力と成長の過程を描いていること
・ライバルや友人との友情を描いていること


とりあえずこのくらいで。

小難しい理論はどうあれ、読んでみれば王道らしさがわかっていただけると思います。



1エピソードごとの構成が素晴らしい



この漫画の魅力は第1話を読めば大方わかるでしょう。

ありがたいことに試し読みができますから、まずは読んでみてください。

http://www.s-manga.net/omf/omf_978-4-08-870721-1.html


ことの起こりから経過、帰結までの構成が素晴らしいことはこれを読んでわかっていただけたことでしょう。

以降はこの第1話からもわかる本作の良い点を。



料理の説得力



第1話は比較的わかりやすい料理ですが、徐々に小難しい理論も多く出てきます。

しかしそんなことは関係ない。どうですかこの「なんちゃってローストポーク」は。


実は料理の絵に関してはそんなに上手じゃないと思うんですよね。

いや、絵は上手いんですけど、他の料理漫画では絵を見ただけで「う、うまそー!」という感情が湧き出るようなものもありますし。

その領域に達していないというか、この絵がどうもそんなに美味しそうな印象を受けないというか。(私だけ?)

しかし、それを補って余りあるこれは美味いんだという説得力を説明と発想によって現しています。

somapoteto.jpg

貧弱な表現ではありますが、「蒸かしたじゃがいもとベーコンの組み合わせなんてそりゃそんなの美味いに決まってるだろ」と思わせる魅力がこの料理にはある。




ズバリな台詞



台詞回しも素晴らしい。

そのものズバリで説得力があり、かつかっこいい台詞がバンバン出てきます。

somatopserifu.jpg

この皿一枚でわかるさ

確かにその通り。

見た目にしょぼかろうとなんだろうと、料理が美味けりゃそれが正義。

一言で本質を突く台詞がガツンとくるので読んでいて爽快です。

漫画を読んだり映画を見たりしていると、捻くれ者の私としては「いや、その論理はおかしい」と反論したくなる台詞なんかがあるもんなんですが、本作の台詞は大変良く出来ていて、正論はちゃんと反論の余地がないくらいの正論だし、思わぬところからの超理論にも説得力がある。

お話がうまいってのはこういうことですね。



第1話の話は以上。以下からはその後のネタバレが含まれるので、コミックス既刊を読んでいない方はご注意を。
コミックス未収録分の話はありません。



幸平創真という男



キャラにも魅力がありますが、特に嬉しいのが主人公が魅力的なところ。

主人公が一番好きで読める漫画が好ましいのですが、私はサブキャラとかの方が好きな場合が多い。
私にとってはこれは珍しく、本作では主人公である幸平創真が一番好きなキャラです。


快活で男気があり、何事も向上心をもって臨む。
ひょうひょうとしているものの意外と好戦的で、売られたケンカは買う。
自身の能力を高く評価しているものの、それにあぐらをかくことなく研鑽を積む。

幸平創真はこういう良い男です。


それに加えて一番好きなのは「失敗から学ぶことができる」「負けず嫌いである」という相反する二面性を向上心に昇華しているところですね。


誰もが負けると思った相手(四宮先輩)に善戦しつつも負けてしまった創真。

その場の誰もが賞賛を送る中、創真一人悔しがります。

誰が相手でも勝つつもりで挑むというこの姿勢。

これだけ負けず嫌いでありながら、失敗から学ぶことを第一と考える節もあるのが幸平創真という男の凄いところ

親父との料理勝負で490敗もしているのに懲りずに挑み続け、そして敗戦を全て記録して次に繋げようとする気概を持っている。

負けることが嫌でたまらないからこそ、負け(失敗)から学んで次に繋げる。

彼の「失敗したっていう経験は得た」という台詞は素晴らしい教訓ですね。

料理人としてでなくとも、人間として尊敬すべき男です。

私が本作を好きなのもこの男が居たからかもしれません。


創真は料理人としてまだまだ発展途上ではあるものの、人間的には既に完成されています。

それは物語的にいいところでもあるのですが、反面、成長が期待できないということでもあります。

例えば初期のナルトはかなりガキっぽく描かれていて、だからこそ大人になって色々なことを考えることが出来るようになった姿にカタルシスを覚えるのだから、最初から大人では面白くありません。

単純に比較することは出来ませんが、創真にこれ以上人間的な成長を持たせることは難しいと思います。




名勝負製造機「田所恵」



熱い勝負も本作の見所。

今回は私が特に好きな闘いを生み出した田所ちゃんにスポットを当てます。


連載開始当初から「できない奴」として描かれてきた田所ちゃん。

しかし創真の影響もあって徐々に実力が出せるようになってくる。

そこにきて田所ちゃんに突如言い渡される「退学」

ここで創真が男気を見せ意義を唱えます。

somashinomiya.jpg

よく言った!


しかし意義を許さない四宮先輩は創真もろとも退学にしてやろうかと脅しをかける。

当然カチンとくる創真。


そこで田所ちゃんの見せたこの顔

私のことはもういいから
somatadokorojpg.jpg

「おお女の子にこんな顔をさせやがって!!」

全国の男が声を上げた瞬間である。


この後全国の男の代弁者となってくれる創真。

somaserifu02.jpg

よく言ったっ!震える。


こんな振りがあったらその後の食戟も燃えないわけがない。


この勝負の行方はコミックスを読んで欲しい。

料理漫画という括りを持たせずとも、屈指の名勝負であることは間違いない。

61qzI5UOiAL.jpg

第三巻。これまだ三巻だったのか。




さて、製造機と言うだけあって田所ちゃんの名勝負はまだあります。

というかこれを語らずして何が食戟のソーマ評かと言いたい。


秋の選抜編

1年生の有力者達がたくさん出てきて対戦しまくるということで、ここでは様々な名レシピ・名勝負が数えられるのですが、私が何よりも推したいのが選抜予選の田所ちゃん

somatadokoro02.jpg

この周りの評価が徐々に「アイツ・・・実はスゲェ奴なんじゃねーの」と変わっていく様でもうこっちは大興奮ですよ。


田所ちゃんには応援したくなる魅力がある。我が子のように見てしまうんです。

だからこそ、田所ちゃんの品が審査員に評価されていると自分のことのように嬉しいし、がんばっても芽が出ないところを見ると胸が苦しくなる。

somatadokoro03.jpg

田所ちゃんに注目して見ていた私としては、審査結果もまだなのに、この回想の時点でボロ泣きですよ。

けなげに頑張る姿にグッとくる。


そして審査も終わり・・・

こ れ で す よ

somatadokoro04.jpg

小さな小さな君の庭から 羽ばたく日だ

このページを読んで、わっと叫びたくなる衝動に駆られるほどでした。

こんなん泣くに決まっているでしょう!?




ここでは田所ちゃんを例に取って二つだけ紹介しましたが、他にも名勝負・名場面があります。



漫画の特徴の一つである「膨大な時間」を使ってうまくカタルシスを産み、気持ちいい展開をくれる。




展望が見えない



難点として、先が読みたくなる話ではないことを挙げておきます。

これは主観になりますが、今やっている話は面白いものの、先にある展開へのワクワクがありません。

料理漫画かつ学園物なのでスケールの拡大をいまいち想像できないせいですかね。


もちろん料理漫画としてはスケールの小さい話でもかまわないのですが、あまりにも王道少年漫画然とした物語の為、料理漫画と王道少年漫画という二つのジャンルに細かいギャップが生まれるせいかもしれません。



総評



これまで言ってきた通り、漫画として物語として非常によくできています。

毎週楽しみです。


評価は

★★★★★★☆☆☆☆

★は6つ。


これからどうなるのか未知数なので低めの採点とします。

期待値として余力を残すような配点ですが面白いことは間違いないです。


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